幸せホルモンの代表的な3つの神経伝達物質(セロトニン・ドーパミン・オキシトシン)がどのような働きをしているのか?アップするとどんな良いことがあるのか?をお話します。
3つの神経伝達物質が幸福感をもたらす脳内ホルモン
◇セロトニンは、今日も頑張ろう!という気持ちが出て、ポジティブで前向きな気分にしてくれます。
◇ドーパミンは、報酬系を活性化することで幸せ感を与える神経伝達物質です。
◇ オキシトシンは、愛情や信頼感を生むホルモンとして知られています。オキシトシンはホルモンと神経伝達物質の二役の働きをしています。
幸せホルモンが増えると得られる効果
✅ストレスの緩和
セロトニンやオキシトシンの分泌が増えることで、ストレスや不安感を軽減する効果があるとされています。
✅心の安定
幸せホルモンが分泌されることで、リラックスができて心の安定を感じることができます。
✅ポジティブ思考
ドーパミンの分泌が増えることで、ポジティブな思考や行動につながるとされています。
✅社交性の向上
オキシトシンの分泌が増えることで、社交性が向上するとされています。
✅睡眠の質の改善
セロトニンは睡眠ホルモンであるメラトニンの原料となります。メラトニンの分泌が増えることで、睡眠の質が向上すると言われています。
幸せホルモンを効率よく増やす方法
セロトニンの増やし方
有酸素運動をすることで、セロトニンの分泌が促進されます。太陽の光を浴びながら軽い運動をすることも良いとされています。
タンパク質の多い食品やナッツ、バナナなどを摂取することで、セロトニンの原料となるトリプトファンを体内に取り入れることができます。
森林浴や自然の中で散歩することで、セロトニンの分泌が促進されます。
ドーパミンの増やし方
目標を持ち、その達成に向けて頑張ることで、ドーパミンの分泌が促進されます。
一日にひとつでも良いので、目標を設定しそれを達成することで効果が得られ作業効率も上がってきます。
新しいことを学びチャレンジしたり、他者に認められ報酬を得ることで達成感ややりがいに繋がります。
オキシトシンの増やし方
パートナーや友人、家族といった身近な人に愛情を示すことで、オキシトシンの分泌が促進されます。
大切な人と手をつなぐことやハグなどのスキンシップを増やしたり、社交的な場に参加することも良いでしょう。
ペットを飼っている人は、目と目が合うことで幸せを感じると言われています。
肌触りのよい毛布や下着、ぬいぐるみなどをいつも手の届くところに置いておくことで効果が見られます。
その他の幸せホルモン
エンドルフィン
鎮痛作用を持つ内因性オピオイドペプチド(内因性鎮痛物質)の一種で、幸福感や快感を感じることができるホルモンです。
脳内で作用する神経伝達物質の一種で痛みをやわらげる、胃腸の運動を抑える、幸福感が得られるという、モルヒネに似た働きをもち、脳内麻薬と呼ばれることもあります。
鎮痛効果やストレス軽減効果のほか、免疫力の向上やアルコールや薬物依存症の予防・治療などの効果があるとされています。
マラソンの最中に、苦しい状態が続いた後で快感を覚える「ランナーズ・ハイ」と呼ばれる現象は、この物質が分泌され、ストレスが軽減されることに関係があると考えられています。
また、笑いや食事、音楽などの精神的な刺激によっても分泌が促進されることが知られています。
まとめ
「50代で幸せホルモンをアップさせるための簡単な方法」について掲載しました。
ちょっとした工夫や行動など、意識的に行うことで幸せホルモンがアップします。この先の人生を幸せに生きるために、出来ることから始めましょう。